2025年5月18日(日)13時~14時30分 没後60年記念 矢野橋村展 関連企画 マナビスト講座「近藤尺天と浪華の文人たち」
オススメ
篆刻家近藤尺天(せきてん、1857-1944)は香川県の丸亀に生まれ、幼少のころより漢籍に親しみました。明治18(1885)年、29歳の時に大阪に出、当時大阪文壇の中心的存在だった近藤南州、藤沢南岳らと交流し、漢詩結社「逍遥遊社」に参画します。
尺天と大阪美術学校との関わりは、大正13(1924)年天王寺に学校設立時に、校長の矢野橋村が尺天を名誉顧問として迎えたことに始まります。南画家にとって漢詩や書の素養は欠かせません。同校では学生たちに漢詩文を講義しています。尺天の門人には矢野橋村のほかにも日本画家の生田花朝女、菅楯彦などがいます。
本講座では近藤尺天の篆刻・書の特徴や、尺天との関わりの深い文人たちについてわかりやすく解説します。
講 師:真鍋井蛙(日本篆刻家協会理事長)
1955年香川県生まれ。篆刻家・書家
高校入学後、中原一耀、小森秀雲に書を学び、奈良教育大学教育学部在学中に篆刻界の第一人者、梅舒適に師事する。
1981年奥谷九林、井谷五雲らと六轡会を結成
1990年大阪府立三国丘高等学校教諭、2012年退職まで同校で教鞭をとる。
その傍ら、奈良教育大学、園田学園女子大学等で非常勤講師として篆刻の講座を受け持つ。
2001年より三圭社の篆刻専門誌「楽篆」アドバイザー
2022年 日本篆刻家協会理事長 就任
【受賞歴】
2018年 改組 新第5回 日展特選 受賞
2019年 桜井神社(堺市)鳥居 神額 揮毫
2020年 堺市文化功績受賞(芸術文化)
2021年 新第8回日展特選
【著書】
『篆刻般若心経』三圭社、2005年
『はじめての篆刻入門』淡交社、2006年
『ほれば印です』芸術新聞社、2007年
『この人と書』里文出版、2010年
『ウルトラかんたん篆刻』芸術新聞社、2015年など多数
日 時:2025年5月18日(日) 13:00~14:30
会 場:御殿山生涯学習美術センター 2階ホール
申 込:2025年5月3日10:00~
電話又は窓口
参加費:無料
開館時間:月曜~土曜 9:00~21:00
日曜・祝日 9:00~17:00
※毎月第4月曜は休館日。(祝日の場合は開館)
主催:枚方市立御殿山生涯学習美術センター 指定管理者 枚方まなびつながりプロジェクト
マナビスト講座「近藤尺天と浪華の文人たち」