「放課後の時間割」を読んで
本に登場するネズミのイスをつくってみた

もくじ
●  読んだ本について
▼ 「放課後の時間割」の内容について / ▼ この本を選んだ理由 / ▼  感想

● 今回のアクション!~本に登場するネズミのイスをつくってみた~
▼ このアクションにした理由は? / ▼ 作り方  / ▼ 感想

● 
今回の記事を書いた人について

読んだ本について




「放課後の時間割」

作・絵 / 岡田 淳
偕成社 1980
ISBN-10: 4035508802
ISBN-13: 978-4035508809

「放課後の時間割」の内容について

小学校の図工の先生と「学校ネズミ」が図工準備室で交わす、どこかの小学校で起こった不思議なお話で構成された児童書。
先生とネズミの出会いから別れまでの間に、ネズミが語るいろいろな「学校ネズミ」の話を通して、小学生の誰かが一度は空想する 「小学校の七不思議」のような出来事が描かれています。


この本を選んだ理由

この本の発刊は今からちょうど40 年前。僕が9歳で小学3年生の頃ですが、著者である岡田先生が僕の図工の先生でした。 「先生の書いた本が図書室や本屋さんに並んでるってすごい」とクールな印象の先生に密かに憧れたものです。

最近メディアで、今でも変わらず児童文学を通して小学生に絵と本と学ぶことの楽しさを伝え ている岡田先生の姿を見て懐かしくなり、御殿山図書館で借りてみることにしました。


「放課後の時間割」感想


当時の記憶が当時のままよみがえってきました。小学校での出来事の描写はまるで僕の小学校で先生と「学校ネズミ」と 僕たちを描いているようで、スッと40 年前にタイムスリップするような感覚を覚えました。今読むと、僕が齢を取ったか らか、じわっと涙してしまうお話もあったりして、小学生が抱える悩みとか社会が抱える問題とか、そんなことを先生は物 語や図工の授業を通して教えてくれてたんだと感じました。うちの子たちにも「これ読んでみたら?」とすすめてみます。




本に登場するネズミのイスをつくってみた

このアクションにした理由は?

この本の中で先生がネズミにイスを作ってあげる場面が登場します。僕の家にある材料で童心に帰って工作してみることにしました。

作り方




①家の中で材料を集める



②挿絵から図面を起こす



③図面の通りに割箸を切る



④つまようじでダボ継ぎする



⑤完成!(うちのネズミも座ってくれるかな)


感想




想像以上にへたくそでした(苦笑)。でも長くずっとできていなかった、絵を描いたりモノをつくった りという自分が好きだったことの本当の楽しさを思い出せた気がします。
みなさんも図書館でこの本を手に取って、美術センターで創作活動を楽しんでみてはいかがでしょうか?


今回の記事を書いた人について

                                                                                                                                                                                                                                

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御殿山美術センター なかむら(所長)