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NO.0031
🖼 学芸員の日々の仕事 NO.1 🖼

公開日 2020.4.14


美術センターは新型コロナウイルス感染防止対策のため、諸室・ロビー・印刷室等の利用を中止し、現在は窓口業務のみを行っています。
感染拡大が落ち着き、通常通りの運営ができる頃、利用者様により良い環境でサークル活動や創作に励んで頂けるよう、職員も今できることを取り組んでいます。
今回のブログでは学芸員の仕事について紹介します。

御殿山生涯学習美術センターでは年間を通して所蔵品展を企画・開催し、市民の皆様に市所有の美術作品を鑑賞していただく機会を設けています。美術センターは大阪美術学校跡地に建設された経過から、校長の矢野橋村をはじめとする教授陣の作品や、美術学校に関する資料の収集・展示を行っています。
[過去の所蔵品展はこちら

展覧会の企画を考え、実際に展示するところまで全て学芸員が行っています。
また、作品を展示するために個々の状態をしっかり管理することも学芸員の仕事の一つです。

今回は新しい額に作品を額装する作業を行いました。



ガラス面の保護フィルムを外し、マットを入れ、作品を配置してみました。



額装したときの作品の見栄えや、サイズが本当にあっているか確認します。
額に入れて初めて展示ができる状態となります。

また、作品のサイズに合わせたマットの制作の作業も行いました。
マットとは、額縁と作品の間を埋め、作品がずれたり湿気でうねったりしないよう、作品の状態を保つための大事なパーツです。



サイズをしっかり測ってカットしていきます。

お家で絵画作品を飾りたいけど額装について悩む…。という方も多いかと思います。
額に入れるだけで作品の印象はかなり変わり、湿気等の外気から来る痛みを防ぎ、状態を長く保つことができます。
御殿山生涯学習美術センターの作品も、皆様に愉しんで鑑賞していただけるよう、学芸員が作品に合った額を選び、額装をして展示を行っています。
現在はコロナウイルス感染防止のため、所蔵品展もお休みしておりますが、再開された時には額にも是非注目してみて下さい!
学芸員の仕事については随時更新をしていきます!お楽しみに!

【投稿:スタッフK】