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イベント・講座レポート

NO.0035
はじめての木版画教室 vol.2

公開日 2020.09.19


新型コロナウイルス感染拡大のため3月から延期となっていた「はじめての木版画教室」。
無事に最終回を迎えることができました!

8月1日と2日の講座で刷りを、9月6日の講座で作品の仕上げと講評会を行いました。
新型コロナウイルス感染防止の為、15名の受講者の方々に午前・午後と半分ずつに分かれて頂く形で講座を開催しました。



まず、刷りのレクチャーを行いました。


絵具を作ります。


次に、版木に絵具をのせ、刷毛で絵具を伸ばします。


紙を版木にのせて、ばれんで圧力をかけます。
多色刷りの場合は見当(版木にあらかじめ紙を合わせるための目印をつけておきます)がずれないよう注意して紙をのせます。


ドキドキの瞬間。うまく刷れているでしょうか…?
紙をめくります。


きれいに刷れていました!

一口に刷りといっても、水分量や絵具ののせ方、絵具に含ませるのり(洗濯のり)の量で表情が変わります。


一文字ぼかし、ごま刷り、べた刷り…
同じ版木で刷っても、刷り方を変えるだけで空の表情がこんなに変わります。

刷りの種類を覚えて、自分の作品に取り入れるのも良いですし、浮世絵の作品を鑑賞した時に「これは何刷りだろう?」と考えてみると今までと違う視点で観ることができるかもしれません。

<刷りの講座の様子>










9月6日の講座では、刷り上がった作品と和紙を貼り合わせる、仕上げの作業を行いました。






最後に講評を行いました。
刷った作品の中から何枚か選び、今回講座を受けた感想や作品について一人ずつ発表してもらいました。

<午前のチーム>


<午後のチーム>


皆さんで机を囲んで、他の方の作品を鑑賞しました。ここはどうやって作っているんだろう、という疑問や良いと思うところ、木版画についてなど先生を交えて沢山お話されていました。

皆さんの作品は次の記事に掲載しますので、ご覧下さい。

木版画は小学生以来という方がほとんどでしたが、それぞれの個性溢れた素敵な作品が出来上がりました。
今後もぜひ木版画を続けて頂ければとても嬉しいです。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
御殿山生涯学習美術センターでは、団体での利用の他、水曜日と土曜日の個人利用でも創作室で制作をすることができます。(詳しくはこちら
今回会場となった創作室2と3も使用することができますので、今後もぜひ御殿山生涯学習美術センターをご活用下さい。

【投稿:スタッフK】